セラピストの技術
バスソルト 自然のものでこの色と香り美しいですね。 冬用に体温まるスパイスと心和らぐ柑橘の香りです。 先日、個人サロンを経営されているセラピストさんに産後ケアとトリートメントティーチングを2日間、お教えさせていただきました。そして、さらに学ばれたいとリクエストをいただき、日程を調整中です。ご自身が学ばれたものだけで満足されずに向上されようとする姿はとても頼もしいですね。 今日は、セラピストの技術について少しだけお話出来たらと思います。 アロマセラピーとは芳香療法、薬効のある植物から抽出した香り成分を使った療法です。 ですから、セラピストは精油に精通していること、身体に精通していること、クライアントとの関わり方に精通していることがとても大切だと思っています。 とても広く深い範囲で国際ライセンス取得のコースでは1年間毎日通ってお勉強をしていきます。 残念ながら、アロマ業界、資格ビジネスが蔓延していると感じるのが実情です。たったの3カ月と1年間。その差は歴然というのはお分かりいただけるかと思います。 私がインストラクター時代に、多くの入学相談でお話しているのは体系的に学べるようにすること。特に基礎はとても大事です。基となる、礎となる、土台ですから、ここが小さいとこの上にどれだけのせてもグラグラと揺らいでしまい、多くのものは乗せられません。 もしも、3カ月コースでその学んだことも不安、不確かなようでしたらもう一度しっかりと学びなおすことをお勧めします。不安が奥底にある施術はお客様には届きません。特にアロマトリートメントは学んだけれどこれでいいのかしら?というセラピストさんも多くいらっしゃいます。 頭ではわかっていても、体や感覚にまで体感できる練習と経験が少ないからです。骨、筋肉の付き方をしっかり覚えられていてもそこからの応用、例えば内また、がに股、O脚で疲労する筋がちがい、そこから背中、肩、首に影響していることや、肩が凝っているといわれてその場所にしかアプローチできないなど。 正直にお話しますと、学びは一生ものだと思います。道が遠くてその1歩を踏み出せるのか踏み出せないのか。全部一気にとはすでに開業されているセラピストさんには難しいですが、月に1、2回と決められてお勉強されるのも悪くないと思います。 旅するミントでは、セラピスト向けのティーチングも行っております。おひとり様ずつ現状やご希望などお話を聞き、ご提案をさせていただきます。その方の技術や習得の速さによりお教えできる内容も変わってまいりますが、お一人お一人様に合わせたしっかりとした技術習得を目指せるものとしています。 そして、一人でも多くのクライアント様がすてきなセラピストと出会えますように。そんなことを願ってティーチングをしていきたいなと思います。